2014年08月23日

ロースクール同窓会

平成26年8月22日、今年で五回目となる東北大学ロースクール同窓会が開催されました。

今年も、例年同様、総会、講演会、そして在校生との交流会という三部構成で実施されましたが、いずれも盛会となりました。

講演会では、ロースクールで教鞭をとっておられた畑一郎先生により、「法科大学院卒業生への期待」と題してご講演いただきましたが、社会人としての礼儀作法や仕事に取り組む姿勢、弁護士として何を重視しなければならないか、といった観点から、厳しくも暖かい、そして示唆に富むお話をしていただき、改めて身の引き締まる思いでした。

交流会にも、70名程度の参加があり、懐かしい顔が見れたり在校生との交流ができたりと、大変充実した時間を過ごすことができました。

ご参加いただいた皆様、そして、今回の同窓会にあたりご指導やご準備いただいた皆様に心から感謝を申し上げて、本投稿を終えたいと思います。


posted by 仙台あさひ法律事務所 at 00:00| Comment(0) | 弁護士伊藤

2014年08月08日

インターネット検索サイトに関する裁判例

平成26年8月7日、京都地裁において、インターネットの検索サイトに関して以下のような判決が下されました。

事案は、2012年12月に京都府迷惑行為防止条例違反(盗撮)の疑いで逮捕され、13年4月に執行猶予付有罪判決が確定した京都市の40代男性が、インターネットの検索サイトで自分の名前を検索すると、過去の逮捕記事が明らかになり、名誉を傷つけられたとして、男性がサイトを運営するヤフー(東京)に、検索結果の表示差し止めや慰謝料など約1100万円の損害賠償を求めたというものです。

この事案において、京都地裁は、「ヤフーは検索結果の表示によって、男性の名前が載っているサイトの存在や所在、記載内容の一部を自動的に示しているだけだ。自ら逮捕事実を示していない」と指摘した上、「小型カメラで盗撮したという特殊な犯罪で、社会的関心は高い。逮捕から1年半程度しか経過しておらず、公共の利害に関する事実だ」として、男性の人格権が違法に侵害されたとは認められないと判示して男性の請求を棄却しました。

被害を受けた方への通知制度とは無関係に、インターネット上でその男性の犯罪歴を晒し続けることを認めることとなる上記判決は、インターネットにおける情報拡散のスピード、一度掲載されれば削除が困難であるという事実等を十分に考慮しているのか、疑問なしとしません。上記事案では男性は事実を認めていますが、冤罪のケース等においては特に問題になると思われます。

上記裁判例は事例判断とはいえ、今後、同種の裁判が続く可能性もあり、インターネットを通じた人権侵害の危険性等について、今一度、慎重な判断が求められます。

posted by 仙台あさひ法律事務所 at 00:00| Comment(0) | 判例紹介